どんな時に起こるの?矯正治療中に発生する頭痛について①
みらくる歯科クリニックです。
本日は「矯正治療中に発生する頭痛」についてお話しします。
矯正治療では、ワイヤーやブラケットなどの装置で力を加えて歯を動かしていきます。ほとんどの人に何らかの痛みや不快感がありますが、軽いものから重いものまで、程度は人それぞれです。
頭痛はたまにしか起こらないものですが、どのくらい続くのか、どんな時に現れやすいのか、そして頭痛になったらどうしたらいいのか、お話していきます。
1.ゴムをかけるとき
顎間ゴムとは、歯の矯正を行う際に利用される小さな輪ゴムのことです。上あごと下あごに引っ掛けて、歯を適切な位置に誘導します。エラスティックゴムと呼ばれることもあります。
このゴムを装着したり外したりする際に、頭痛や歯痛が起こる可能性があります。これは、装置の力が歯根に作用して、歯が動き出すことで発生します。
1~2週間ほどで装置に慣れると、ほとんどの患者さんが、感じていた痛みが軽減されたと報告されます。症状は患者さんによって様々で、全く痛みがないという患者さんもいれば、極めて稀な例ですが、長期間症状が続くという患者さんもいます。
2.初めて器具を使用するとき
ワイヤーやブラケットなどを装着すると、歯の痛みに加えて頭痛を伴うことがあります。これは、歯を動かすための装置が、歯に圧力をかけているためです。歯の違和感は強かったり弱かったり、状況によって異なります。
数日経つと、大半の場合、痛みや不快感は軽減されはじめます。違和感はあっても比較的痛みが少ない方もいらっしゃいますが、症状が長く続く方も中にはいらっしゃいます。
3.装置を微調整した場合
矯正装置は、お口の中に装着した後も調整が必要です。クリニックによって調整の間隔は異なりますが、患者さんのワイヤーやブラケットを調整するために、月に1回程度の定期通院が必要になります。
調整後は歯に大きな力がかかるので、慣れるまでは歯の痛みや頭痛を感じることが多いようです。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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『みらくる歯科クリニック』
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カテゴリー:みらくるブログ 投稿日:2022年10月7日