ホワイトニング後に痛む理由とは?
みらくる歯科クリニックです。
本日はホワイトニング後に痛む理由についてお話しします。
『ホワイトニング後に痛む理由は?いつ痛くなる?』
歯を白くするためのホワイトニング治療を終えてから痛みが出ることもあります。ホワイトニングをした人のうち、5人に1人ほどが痛みを覚えたというデータが存在します。
(ただ痛むことそのものは基本的に異常なことではありませんからご安心ください)
そこでここでは、ホワイトニングで痛くなる理由、対応方法、痛みが出やすいタイミングなどについてお伝えしていきます。
『ホワイトニングで痛みが発生しやすいタイミングは?』
ホワイトニング剤を使って、ホワイトニングを行います。
ホワイトニング剤には「過酸化水素」が含有されており、これによって歯の黄ばみを漂白するのですが、ホワイトニング剤の影響で歯が痛くなったり、しみたりする恐れがあります。
ただ、この痛みは通常は数時間程度、長引いても1日くらいで消えるので、基本的に心配はいりません。
ですが丸1日以上経過しても痛みが引かないのであれば、すぐに歯医者に行きましょう。他の原因で歯が痛くなっているのかもしれません。
『ホワイトニングで痛くなる理由』
まず、ホワイトニング剤自体の影響で歯がしみる可能性はあります。
そこに以下の要素が重なると、痛みがやや強くなったり長引いたりすることになるかもしれません。
【1】知覚過敏
「ペリクル層」と呼ばれる歯の表面の被膜が剥離する(脱灰)と、知覚過敏が発生します。
ペリクル層が剥離しても、再石灰化によって24時間ほどで再生しますが、それまでは痛みを覚えやすくなります。
【2】歯周病や虫歯によるもの
歯茎や歯槽骨に炎症が発生している状態のことを歯周病と言います。
初期はいわゆる「歯肉炎」であり歯茎が腫れる程度で済みます。
しかし放っておくと「歯周炎」となり、歯茎から血が出るなどのトラブルが起きるかもしれません。
そしてさらに放置していると、歯を支持する歯槽骨にもダメージが及び、歯がぐらつくことになります。
炎症が発生しているときにホワイトニングを使えば、薬がしみて痛くなります。
また、虫歯を治してからの歯の詰め物に段差があると、そこにホワイトニング剤が侵入して痛くなるケースがあります。
【3】歯茎に薬がついている
ホワイトニング剤の主成分は過酸化水素(オキシドール)です。
過酸化水素は安全性が高く、食品添加物としても重宝されているほどですが、歯茎のような繊細な部分に触れると痛くなる場合があります。また、炎症が起きることもあります。
【4】薬剤の濃度が高い
歯医者で使うホワイトニング剤の濃度は高いです(だからこそホワイトニングをすることができます)。安全性は高いものの、濃度によっては歯にしみて痛くなるかもしれません。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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『みらくる歯科クリニック』
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カテゴリー:みらくるブログ 投稿日:2022年5月10日