喫煙習慣とインプラント①
みらくる歯科クリニックです。
本日は喫煙習慣とインプラントについてお話しします。
煙草は、良く”百害あって一利なし”といわれるように、身体に良くないものとされています。
喫煙習慣は、さまざまな健康被害が懸念されますが、インプラント治療に関しても悪影響を与えるということをご存知だったでしょうか?
インプラントは、正しく使用すると90%以上の方が10年以上使用することができます。
ただし、定期的なメインテナンスや日頃の生活習慣によっては、インプラントの寿命を縮めてしまうこともあります。
その原因の1つが、喫煙習慣です。
煙草はインプラントにどのような影響を及ぼすのか、詳しく紹介していきます。
【1】感染しやすくなる
煙草に含まれている成分である、タールとニコチンは免疫力を大きく低下させます。
免疫に大きく関わる白血球は、ニコチンを摂取することで、その働きを鈍くすることが分かっています。
白血球というのは、異物が入った時にそれに対抗する免疫を担っている細胞のことです。
この細胞の働きが低下すると、細菌に対抗する働きが弱くなるため、手術の際などの感染リスクが高まってしまいます。
また、免疫力が低下すると、インプラントと歯茎が定着する際に骨を結合しにくくなるといったデメリットもあります。
インプラントの術後は、免疫機能を正常に働かせるためにも、喫煙を控えるようにしましょう。
【2】インプラントと骨が結合しにくくなる
煙草の煙の中には、ニコチンが含まれています。
煙草に依存してしまう原因となるニコチンは、口腔内にも悪影響を及ぼします。
具体的には、ニコチンは血管を収縮させる働きがあり、それによって血の流れが悪くなってしまうことが分かっています。
また、煙草に含まれている一酸化炭素は顎の骨や歯茎の歯周組織に酸素が回りにくくなるため、インプラントと骨が結合しにくくなります。
口腔内に充分な栄養を行き届けるためにも、喫煙習慣は改善していく必要があります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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カテゴリー:みらくるブログ 投稿日:2022年2月11日