親知らずは必ず抜かなければいけないの？

みらくる歯科クリニック川越です。

本日は親知らずは必ず抜かなければいけないのかについてお話しします。

親知らずは本当に必ず抜かなければならないのでしょうか？

「親知らずは抜かなければならない」というような印象を持つ人も多いかもしれません。

しかし、全ての親知らずが抜歯対象というわけではありません。それは痛みの有無や状態によるのです。「抜くべきか否か」についての判断基準を知ることは重要です。

「親知らずを抜くべきか否か」については以下の通りです。

抜くべき場合

・親知らずが斜めや横向きに生えている

・噛むのが難しい

・親知らずが虫歯や歯周病になっている

抜かなくてもよい場合

・きちんと直角に生えており、歯磨きも問題ない

・部分的にのみ生えているが、それが問題を引き起こしていない

・完全に骨の中に埋まっていて、将来的な問題が起こる可能性が低い

またもし抜く場合、「親知らずは早めに抜くべき」と言われております。

その理由を以下の四つのポイントでご説明します。

①口腔衛生のため

親知らずは横や斜めから生えてくることがあり、その結果、隣の歯と接触しやすくなります。これが歯磨きを困難にし、汚れが残りやすくなります。そして、この汚れが虫歯や歯ぐきの炎症の引き金となる可能性があるのです。

②抜歯のしやすさ

人の顎は20歳後半まで成長します。顎が成長すると硬く、厚くなるため、抜歯は難しくなります。なので、成人前に病院で診察を受けることをおすすめします。

③早期の回復

20代と30代では回復力に違いがあります。

若いうちの方が回復が早く、痛みや腫れも抑えやすいのです。

④親知らずの成長前に

親知らずが完全に成長する前、特に根が完成する前の抜歯は、抜くのが容易であり、治療リスクも低いです。このため、早期の治療が推奨されます。

親知らず一本が身体全体に影響を及ぼすこともあります。

そのような状況を防ぐためにも、歯科医師のアドバイスを受けることが大切です。

親知らずに関して不安を感じている方は、遠慮せずに当院までご相談ください。

参考になれば幸いです。ご覧いただき、ありがとうございます。

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