親知らずを抜いた後のケアと注意点7つ①
みらくる歯科クリニック川越です。
本日は親知らずを抜いた後に留意すべき事項について説明します。
1: 抜歯直後の圧迫止血の重要性
親知らずを抜いた直後、約30分間はガーゼをしっかりと噛んで圧迫止血を行います。30分後にガーゼを外してもまだ出血が続いている場合は、再度ガーゼを噛むことで出血を止めます。ただし、唾液に僅かな血が混ざる程度なら、そのままで大丈夫です。
もし出血が止まらない場合は、必ず歯科医師に連絡して相談してください。
2: 麻酔が完全に抜けるまでの対処法
麻酔が完全に抜けるまでは、刺激的なものや熱い飲食物を避けてください。麻酔の効果で感覚が鈍っているため、火傷をするか、舌や頬を噛んでしまう危険があります。
口の中の感覚が正常に戻ったら、通常の食事を再開しても問題ありません。
3: 抜歯後2~3日間のうがいについて
抜歯後の2~3日間は、強くうがいをすることを避けてください。また、食べ物が詰まった場合でも、指や舌で取ろうとせずにそのままにしておきましょう。
抜歯した部位を無意識に触ると、治療がうまく進行せず、ドライソケット(抜歯した箇所が感染したり、骨が露出したりする状態)になる可能性があります。
抜歯した場所は通常、血がゼリー状に凝固し、その上で細胞や血管が再生し、徐々に回復します。しかし、抜歯した部位に血液が十分に溜まらなかったり、凝固した血液が剥がれてしまったりすると、骨が露出し感染し、ドライソケットになるリスクがあります。
ドライソケットになると、抜歯後10~15日間にわたって痛みが続きます。抗生物質や鎮痛剤を使用し、安静に過ごすことで徐々に回復する可能性が高いですが、その期間は苦痛を伴うことがあります。
残りの4つは次回お話ししますね。
今回の情報が皆さまの参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。
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カテゴリー:みらくるブログ 投稿日:2023年5月19日